ブログジャンルを決めるときにまず考えないといけないのが「特化ブログ」にするか?「雑記ブログ」にするか?ということですよね。
結論を言ってしまうと、個人ブログで収益化を狙うなら「特化ブログ」がおすすめです。
この記事は、これからブログジャンルを決めようとしている方に向けて、特化ブログと雑記ブログの違いや特徴を解説しつつ、「特化ブログ」がおすすめの理由を深掘りしていきますね。
この記事を読むメリット
- 特化ブログと雑記ブログの違い
- 特化ブログを選ぶ理由
- 特化ブログで扱うジャンル選びのコツ
特化ブログと雑記ブログの特徴と違い
特化ブログと雑記ブログの特徴をわかりやすく表にまとめてみました。
特化ブログ | 雑記ブログ | |
---|---|---|
扱うジャンル数 | 1つ | 複数 |
稼ぎやすさ | 高い | 低い |
専門性 | 高い | 低い |
ネタの考えやすさ | 考えにくい | 考えやすい |
トレンド性 | 低い | 高い |
特化ブログは「1つのジャンルに絞っているブログ」です。
扱う記事はそのジャンルに関連したものだけに限定するため、「特化ブログ」と呼ばれています。
1つのジャンルを軸にブログを構築していくので、そのジャンルについて幅広く発信するための知識やノウハウが必要になります。
発信軸が1つに定まるため安定的な収益化を狙いやすいというのも特化ブログの特徴です。
一方、「雑記ブログ」はテーマを1つに絞らず幅広い分野を扱うブログです。
特化ブログに比べて、いろんなジャンルの記事を書けるのでネタ出しに困ることが少ないのが特徴です。
特化ブログが「深く狭く」なら、雑記ブログは「浅く広く」さまざまな情報を発信するようなイメージです。
ただ、特化ブログにせよ雑記ブログにせよ共通して言えるのは、SEO的には「読者ファースト」のコンテンツを提供することが最重要ということです。
特化ブログと雑記ブログのメリット・デメリット
基本は特化ブログがおすすめですが、雑記でも稼げないというわけではありません。
特化ブログか、雑記ブログかを決める判断材料として、それぞれのメリット・デメリットを説明していきます。
ここで紹介するメリット・デメリットを踏まえてジャンル決めに役立ててみてください。
特化ブログのメリット
特化ブログのメリットは次の3つです。
- 一貫性があってブログが運用しやすい
- 検索流入が得やすい
- 収益導線が作りやすい
ではそれぞれその理由を説明していきますね。
一貫性があってブログが作りやすい
特化ブログは1つのテーマを扱うため「ブログのサイト設計がやりやすい」ことが特徴の1つです。
テーマが1つに絞られていると、テーマについて知りたい人の悩みを抽出しやすいからです。
例えば、「ダイエット」というテーマでは...
- ダイエットで痩せる方法
- そもそもなぜ太るのか
- リバウンドしないために取るべき行動
こういった感じで、テーマが絞られると読者が悩んでいることが想像しやすくなります。
読者の悩みは基本的にすべて記事にできるのでネタに困ることもありませんよ!
検索流入が得やすい
特化ブログの2つ目のメリットは、検索流入が見込みやすいところです。
1つ目のメリットで挙げましたが、一貫性のあるサイトなのでSEO的にみても有利な立ち位置で、検索上位を獲得しやすくなります。
たとえば、「ブログ 副業」というキーワードで特化ブログと雑記ブログで同じ内容を書いたとしたら、間違いなく特化ブログの方が有利です。
SEOに重きを置いてブログやるなら、絶対に特化ブログがおすすめです。
収益導線が作りやすい
ブログでの収益化に欠かせないのが「キラーページ」と「集客ページ」です。
- キラーページ:読者にサービスや商品を購入してもらう成約率の高い記事
- 集客記事:読者のニーズに応えるための記事。基本的にはここからキラーページに誘導していく。
特化ブログはテーマを1つに絞っているため「集客記事→キラーページ」の導線が作りやすいのがメリットです。
集客記事については、1記事だけでなく複数あった方がキーラーページへの導線も増えます。
つまり、1つのテーマで記事量産できる特化ブログは導線作りがしやすいのが特徴ですね。
特化ブログのデメリット
特化ブログのデメリットは次の2つがあります。
- ジャンル選択が難しい
- 専門性や経験値が求められる
ジャンルが難しい
特化ブログは「テーマ選び」が超重要です。
1つのテーマに絞りこむため、稼げないテーマを選んでしまうと永遠に収益化できません。
雑記ブログであればテーマ選びをミスっても軌道修正しやすいのですが、特化ブログの場合は0からブログを作り直すしかありません。
そのため、特化ブログを運営するなら市場や競合を徹底的なリサーチが必要不可欠となります。
専門性や経験値が求められる
選んだテーマの専門知識や実体験にもとづく経験値が必要です。
特化ブログは、そのテーマを徹底的に深掘りしてサイト設計していく必要があります。
しかし、自分自身に知識がないと、説得力のない薄い文章しか書けず読者の満足する記事が書けません。
特化ブログを運営するなら、実績・経験が豊富なテーマを選びをすることが大切です。
雑記ブログのメリット
続いて雑記ブログの特徴を説明していきます。
まず雑記ブログのメリットとしては次のような内容があります。
- ネタ切れの心配がない
- トレンドに乗っかりやすい
- 失敗しても軌道修正しやすい
ネタ切れの心配がない
テーマを自由に変えられる雑記ブログでは、記事のネタを自由に選ぶことができます。
興味を持っている話題を書けばいいのでテーマについて、ネタ切れで行き詰まる心配もありません。
記事のネタ探しはブログ初心者のときの1つのハードルでもあるので、ネタ切れしにくいのは雑記ブログの大きなメリットだと思います。
トレンド記事が書きやすい
雑記ブログはテーマを自由に変更できるので、そのときのトレンド記事を作ってもOK。
トレンドの話題はネットに情報が大量にあるので記事を書きやすいだけでなく、SNSでの拡散に強く、上手くバズることに成功すれば短期的で大量のアクセスを集めることができます。
トレンドに乗っかると、そこまでSEOに強いサイトになっていなくても、検索で上位を狙える可能性があります。
失敗しても軌道修正しやすい
雑記ブログでは、仮にブログがうまくいかなくも「途中で軌道修正しやすい」のもメリットです。
どんなテーマの記事を書けば検索結果の上位に表示されるのか、SNSでウケけるのか、範囲を広く取って試行錯誤を繰り返せるので、分析がしやすい。
仮に、雑記ブログをしている中で伸びやすいジャンルが見つかれば、そこから特化ブログとして切り替えるのもアリです。
雑記ブログは、自由度が高く途中で方向性を変えてもいいのでブログ運用のハードルは低めですね。
雑記ブログのデメリット
では雑記ブログのデメリットは何でしょうか?
基本的には、特化ブログの裏返しで収益化するのが難しいのが大きなデメリットです。
では具体的に解説していきます。
検索流入が伸びにくい
Googleが検索上位ページを決める指標のひとつに「サイト全体の専門性」が挙げられます。
つまり、特定のテーマで記事を量産した方が検索上位からアクセスを集めやすいということ。
しかし、雑記ブログではさまざまなテーマを扱うため、ブログ全体の専門性は高くなりにくい傾向があります。
その結果、なかなか記事が上位表示されず検索流入を増やすことはかなりハードです。
収益化の導線が作りにくい
雑記ブログの場合、特化ブログでできた「集客記事→キラーページ」の導線づくりのハードルが上がります。
結果として、読者ファーストのサイト構成になりにくく「ターゲットを絞ったサイト設計・情報発信」が難しくなります。
雑記ブログの場合は、SEOで上表示させるのが難しくなるので、SNSとの併用が必要になってくるでしょう。
SNSも運用に労力がいるので、ブログに集中しきれないといった弊害も出てきますよ。
特化ブログを選ぶべき4つの理由
ここまで、雑記ブログ・特化ブログとそれぞれのメリット・デメリットを見てきました。
雑記ブログでは絶対に稼げないかというとウソになりますが、「とにかく最短で稼ぎたい」なら特化ブログがオススメです。
特化ブログをおすすめする理由は次の4つの利点があるからです。
- キラーページに誘導しやすい
- 特別単価をもらいやすい
- 専門性が高くなるのでファンができやすい
- 少ないアクセスで収益が出やすい
それでは1つずつ説明していきますね。
特化ブログを選ぶべき4つの理由①キラーページに誘導しやすい
特化ブログのメリットでも説明しましたが、特化ブログは成約率の高いキラーページへの誘導がしやすいです。
成約率の高い記事は、検索上位を取る必要はなく他の全ての記事から内部リンクを貼って誘導していけばOKです。
つまり、
特化ブログの場合は収益化のための「キラーページ」と、内部リンクを貼って誘導するのための「集客記事」をたくさん用意することができます。
雑記ブログの場合は、それぞれの記事で扱うトピックが統一されていないので、それぞれの記事で成果を出していくしかありません。
特化ブログにすると「集客記事を複数用意して、1つの成果記事に誘導する」といったブログ設計が行いやすい!
特化ブログを選ぶべき4つの理由②特別単価をもらいやすい
キラページに誘導して成果件数が増えるとASPや広告主から「成約数の多いメディア」という認識を持ってもらうこともできます。
成約数が多くなった結果、「特別単価」をもらえる可能性がグンっと上がります
特別単価が付くと、案件によっては報酬が何倍にもなる場合もあり収益性にも大きく影響してきます。
特化ブログは雑記ブログに比べると収益性の可能性が高くなるよ
特化ブログを選ぶべき4つの理由③専門性が高くなりファンができやすい
雑記ブログのように毎回バラバラのジャンルを発信するよりも、特定のジャンルで発信している特化ブログの方がファンやSNSでのフォロー数は増えやすい傾向です。
ファンができると被リンクの獲得にもつながります。
同ジャンルからの被リンクはGoogleの上位検索に重要な要素の1つです。特化ブログはこのように「間接的なSEO施策」の面で圧倒的に有利です。
特化ブログを選ぶべき4つの理由④少ないアクセスで収益が出やすい
雑記ブログの場合、トレンドに乗っかりやすいため一時的なアクセス増加が起こりやすいです。
一方で、、
雑記ブログはGoogleアドセンスやAmazonなどの物販系が収入源となる傾向が強く、アクセス数の割に稼げないということはザラにあります。
特化ブログなら、少ないアクセスでも成果発生しやすい記事に誘導できるので、PV数が稼げなかったとしても収益性は高くなりやすいですよ。
特化ブログのジャンル選びのコツ
特化ブログでジャンルを選ぶときの注意点はあるの・・・?
特化ブログにすれば、どんなジャンルでもいいというわけではありません。
ということで、特化ブログのジャンルを決めるときに注意してほしいポイント2つ説明します。
YMYLジャンルは避ける
YMYL(Your Money or Your Life)のジャンルは、特化ブログでも収益化するのはかなり厳しいです。
YMYLのジャンルは、専門性や権威性を厳しく評価されるので医療機関や企業が圧倒的に強く、個人ブログで太刀打ちするのはほぼ不可能に近いです。
YMYLの例としては、次のようなジャンルが相当しるので、覚えておきましょう!
- 医療
- 健康食品
- ギャンブル
- 政治経済
広めの特化ジャンルで始める
ジャンルを絞るのが特化ブログの特徴ですが、はじめは敢えてジャンルを絞りすぎないのも手です。
少し広めのジャンルにしておくと、メイン広告を切り替えやすくなるからです。
広めのジャンルの例としては、
- ダイエット(広めの特化ジャンル)
- 筋トレダイエット(狭めの特化ジャンル)
- 英語の勉強法(広めの特化ジャンル)
- リスニングの強化方法(狭めの特化ジャンル)
「広めの特化ジャンル」を選んでおいて、うまくいきそうなら「より狭い特化ジャンル」を見つけていく。
こうすることで特化ブログでも途中で方向転換がしやすくなります。
世の中のニーズの変化でジャンルごと淘汰されることもあるので、ある程度広めの特化ジャンルを選んでおくといいですよ!
まとめ:途中で特化ブログに変えてもいい!
ということで、今回の記事では特化ブログと雑記ブログについて解説しました。
結論としては、「特化ブログを選んでブログをやった方が稼ぎやすい」ということは間違いありません。
しかし、初心者だと特化ブログのジャンルの見極めが難しいという人もいるでしょう。
そう言った場合は、本記事で紹介した「広めのジャンル」や「雑記ブログ」で始めて見みて、少しずつ「ジャンルを限定していく」といった方法でも問題ありません。
ジャンルが絞れてきたら、ひたすらそのジャンルの記事で「集客記事→キラーページ」の流れを作って、収益化しやすいサイト構造を作り上げていくといいですよ!
- 「これからブログを始めたい!」
- 「かんたんにブログを解説する方法が知りたい!」
という方は、以下の記事でブログの始め方をわかりやすく解説しているので、一緒に読んでみてください!
10分程度で簡単に解説できるのでぜひ。
>>【10分でできる】初心者でも簡単にできるWordPressブログの始め方